鯨を殺し人間を産む

お盆に有給休暇を取りました。今新潟にいます。桃、スイカ、とうもろこし、枝豆、ママが勝手に持ってきてくれます。食べたり、ネコをなでたり、ゲームしたり、寝たりして過ごします。

昨日は、ばあちゃんの家に行きました。ばあちゃんは前よりも耳が遠くなって、じいちゃんは痩せていました。昔すごく太っていたので半分くらいになっていてビックリしました。もう死んじゃうのかな。生きててもな、もう歩けないし、介護されるだけ。私はこんなになる前にスパッと死ねたらいいな。

ばあちゃんの家には栃木に住んでいるいとこ家族も遊びに来ていました。同い年のいとこのミウミウの旦那さん、ミウのお母さん、ミウが今年の春に産んだ赤ちゃんの4人です。赤ちゃん以外は看護師なので、みんなハキハキしていて迫力がありました。

ミウは可愛くて蒼井優をもっと甘くした感じの顔です。数年おきくらいにしか会う機会がないので、可愛さに全然慣れません。顔が小さくてキツめの栃木訛りが可愛い。それで急にデカい赤ちゃん連れてくるので混乱しました。これを産んだのか...とずっと考えてしまいます。

ミウの旦那さんには初めて会いました。旦那さんも同い年で若造でした。普通にいい人でしたが、ミウを妊娠させて出産させたと思うと複雑な気持ちになります。

美少女が母親になったら...それでも可愛いけど、赤ちゃんも可愛いけど、なんか切ない。

赤ちゃんにミルクをあげさせてもらいました。だっこすると重い石のようで、足が痺れるし腰が痛い。途中で寝ちゃって全然飲んでくれない。大変すぎる。みんなに次は潤実だねなんて言われました。私も赤ちゃんを産むのか。赤ちゃんほしいと思っていましたが、急にリアルになってしまいました。

ばあちゃんの家では毎年夏に鯨汁という鯨の肉が入った味噌汁を飲みます。鯨を殺して食べるなんて最悪だと毎年思いますが、自分のお腹に人間ができる方がグロテスクで最悪です。殺すのも産むのも最悪。老いて死ぬのも気持ち悪い。もう死のうかな。