パパ活編

夏休み終わりごろに東京でパパ活をしました。お金に困っているわけではないので、興味があってやってみました。

会う前はふつうに不安で、中学の時の同級生の女の子にどんな感じなのか聞いておきました。わたしは小中高と友だちが多い方ではないですが、そういうパパ活やTinderやキャバ嬢をやるような子に気に入られることが多いです。いつかキャバ嬢編も書くのかな。そういう子たちはすこし頭がおかしいですが、すごく面白いです。2万円くらいはもらえると教えてもらえました。

相手の男の人は29才でスポーツ関係の会社の社長をしてると言ってました。見た目はすこし背が高くて体を鍛えてる感じの人です。たぶんパパ活をするのはその人も初めてだったのではと思います。駅での待ち合わせでしたがその人はタクシーで来てるみたいでした。喫茶店に行ってパスタを食べたりしました。

その人が社長だからかもしれませんが、会話が面接みたいでした。やろうと思ったきっかけとか、普段はどうしてるのかとか、学歴とかを聞かれました。緊張していたし、その人はあまりにハキハキ話すので、全部ほんとうのことを言ってしまいました。こんなにペラペラ話してよかったのかなってあとから思いました。でもその人もちゃんと自分のことを話してくれました。仕事が忙しくて、彼女ができても大切にできないからパパ活をしてるらしいです。

こんなにタイプの女性に会ったのは初めてだから付き合ってほしいって言われました。嫁にしたいとも言われました。冗談ではなく、本気のようでした。タワーマンションに住んでいるとか、ほしいものはなんでも買ってあげるとか、旅行もどこにでも連れていくとか言われました。あまり考えずに、それはいいなと思って、okしました。その人はすごく気分が良さそうでした。そのあとは洋服屋さんをみたりしました。でもなにもほしくなかったのでなにも買ってもらいませんでした。

すこし隙があったので、その人のことを検索してみました。会社名や社長をしてることもほんとうのようでしたが、年齢が39才だということがわかりました。たしかに29才の風格ではないよなと思いました。でも、仕事も大変だっただろうし、体を鍛えることとかがんばって、10年誤魔化すくらいの努力はしてきたんだろうなとも思いました。その人にそのことは言いませんでした。

年齢を偽わられてることがだんだん恐怖に感じてきました。最初は、わたしにはお金持ちの人を手に入れるほどの魅力があるんだっていい気になってましたが、冷静になって、お金につられていいのかとか思いはじめました。いま考えてみると面白いですが、そのときはいろんなことを必死に考えてました。

結局、やっぱり付き合うのやめていいですかって言いました。その人は、最悪な気分だって言ってました。怖かったです。ほんとうに自分に自信があるんだと思います。そういう人はすごい思うけど、わたしはそういう人にはなれないし、すこし怖いです。最後にまた会ってほしいって言われました。