簡単なクイズ編

大学で健康診断があり、1年ぶりに大勢の大学生を見ました。誰にも話しかけず、かけられず、ただ列に並んで身体を測定されました。大学生がこわいという感情も久しぶりでなかなかキツい時間でした。みんな友だちと楽しそうにしてるだけなのに、なんでこんなに怖いのか。

最近、インターンをしようと思って、5つくらいの求人情報サイトに登録して20社くらいに応募してみました。返事がこないことがほとんどで、やっとふたつの会社と話をすることができました。

1社目は、直接会社に行って面接を受けました。ボロボロの建物の4階で、50歳くらいのおじさんが面接官でした。わざとなのか分かりませんがやたら用語を使って難しいことを話すので、ここは無理だなと思いました。

2社目は、オンラインでの面接でした。わたしの他に2人面接を受ける子がいました。ひとりは明治大学の女の子、もう1人は東京大学の男の子。女の子は自分の部屋らしくて、可愛いカーテンが見えていました。男の子のうしろには大学の壁が見えました。面接官の男の人は30歳くらいです。わたしは女の子の次に自己紹介をしました。自分が作ったものやできることをアピールできたのですが、男の子の自己紹介が終わったあと、面接官が「いま何号館の前にいるの?」って笑って言ったので、あ…ってなりました。単純に優秀な人がほしいのだ。

このあと簡単なクイズがあると言われて、10分間のテストを受けました。どんなテストなのか全く分からないので、事前に「インターン テスト」って調べたりして対策をしました。そんなことも虚しく、テストはほんとうにクイズのようでした。

「2000本のワインがあります。その中に一滴でも飲むと20時間以内に死ぬ毒が入ったワインが1本あります。奴隷に毒味をさせ、24時間以内に調べあげるには最低何人の奴隷が必要でしょうか。」

こんな感じの問題が6問。1問も分からなかったです。10分を過ぎても考えましたが1999人かな?程度しか考えられない脳みそが悲しくなるだけでした。まだ会社から連絡は来ていませんが、たぶん絶対不合格です。

わたしはいい大学に行けばいい会社に入れると信じていました。両親もそうで、私立の理系大学生にならせてくれました。あたりまえですが、大学に入っても頭が良くなければなんにも意味なかったです。親戚に、すっかり東京もんになっちゃって〜、なんて言われたけどそんなことない。ただの田舎娘なのに。

簡単なクイズを受けたあと、変に前向きになり、新しい求人情報サイトに登録して、自己分析などをしました。サイトの性格診断の結果は、安定志向のスペシャリスト。スペシャリスト?って感じですが、いい感じに言ってくれてありがとうございます。

自分のできること、好きなこと、とは…。調味料を目分量でおいしくできるとか?洗濯物を同じ大きさにたたむとか?いや、そんなことどうでもいい!将来在宅ワークをできるように今がんばることが正解だ!